「新平での陶磁器製造は、漢の時代に始まった」という史料の記載は、景徳鎮の2000年余りの陶磁器製造の歴史を描き出している。「磁器の都」と称えられるこの都市は、中国陶磁器文化の頂点的業績を背負っている。東漢の粗末な陶磁器の創始から、唐宋時代の技術の躍進、さらに元明清時代の御窯の栄光まで、窯の火は千年を越えて途絶えることがなかった。
景徳鎮陶磁器の魅力は、恵まれた原料と代々受け継がれる職人の心から始まる。ここの磁器石とカオリンは、職人の手によって粉砕、熟成、練り上げられ、「玉のように白く、鏡のように明るく、紙のように薄く、馨のように響く」究極の質感へと変貌する。唐代には、その白磁は「贋の玉」と称えられ、文人雅士たちの追求する珍品となった。宋代の影青磁の簡素で空寂な美しさは、陶磁器の簡約美学を極めた。影青双系執壺や芥子模様の粉盒などの遺産作品は、今でも人々を魅了し続けている。
千年の間、景徳鎮は陶磁器技術の坩堝であると同時に、文化交流の拠点でもあった。明清代には、青華磁や粉彩磁が海上シルクロードを経て海外に輸出され、中西方文化交流のキャリアとなり、中国陶磁器芸術を世界のステージに輝かせた。現在、この伝統は国家級無形文化遺産に登録され、窯の火は新しい時代にも磁器の都の伝説を続けている。
